ビジネスのヒント

人脈を広げるコツ?

今から50年ほどまえ、アメリカの心理学者がある実験をしました。

どんな実験かというと、
それは、ただ「手紙を送る」というもの。

オマハというアメリカ大陸の真ん中ぐらいにある街に住んでいる人を160人ほど、
適当に選んで、
その人たちに手紙を送ってもらいました。

宛先は、
「とりあえず、マサチューセッツの方面にいる知り合いなり親戚なりに送ってくれ」
とだけ指示して。

実験の目的は
マサチューセッツに住んでいる、これまた適当に選ばれた普通の人Aさん、
この人にその手紙が届くまで何人でいけるかを調べるためでした。

結果は…、

 

どの人からも、だいたい6人目でAさんに届いたそうです。

 

 

これと同じ実験をかつて日本の学者さんもやってみました。
九州と北海道に住む二人を電話帳から適当に選んで、九州からスタート。
「北海道の方に知り合いはいないか」と辿っていったら
6人目で繋がるという結果が出ました。

さんまさんやダウンタウンさんの番組でも同じような実験をやったことがあるそうです。
結果はやっぱり同じ。

「世間は狭い」と言いますが、
6人で繋がるなんて言われるとホント狭いです。

そう考えると人脈って大事ですね。

 

…と言いたいところですが、

 

この実験にはひとつ、面白い事実が隠されていました。

 

どんな二人でも6人目で繋がるのですが、
問題はそのつながり方。

アメリカの実験の例でいうと
Aさんにたどり着くまでに、どの人も6人たどれば繋がったのですが、
問題はAさんの前。

ほとんどの人が、Aさんの前で、同じ2人に繋がったそうです。
つまり、160人がバラバラに6人たどるんではなくて
Aさんに行く前に、ある2人に集約されたそうです。

これは、別の実験でも同じ特徴があらわれたんだそうです。

 

あなたもたくさんの人脈をお持ちだと思いますが、
その人脈をよくよくひも解いてみると、
だいたい同じ人からスタートしていませんか?
で、それは、だいたい2人か3人くらいに収まるらしいです。

あなたの人脈を支えているのはそんな人たちだってことなんですね。

 

そういうことをたまには意識してみると
人脈を広げるポイントが何か分かりそうですね。

 

 

 

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